カラコンの相場といえば大抵両目で3000円前後ですが、それよりももっと低価格なもの、逆に高価なもの等色々とあります。
それらのカラコンでは何が違うのでしょうか。
何となく高い方が安心して使えそうというイメージを持つ方も多いでしょう。
確かに高いカラコンには薬事法承認番号が記載されていることが多いです。
これは厚生労働省から承認を得ているという証でもあります。
日本の規制はかなり厳しく、この番号が入っていれば比較的安全に着用できると思っていただいて良いでしょう。
ただこの承認番号には、海外のものもありますので注意して下さい。
たまに承認番号がついているカラコンを破格の値段で買えたという話を聞きますが、多くの場合海外承認であるケースが多いのです。
韓国などでは日本よりも規制が甘くなっていて、日本のものと同価値に扱うには危険があります。
また製法で言えば、キャストモールド製法のカラコンは安く、サンドイッチ製法のカラコンはやや高めに売られている傾向にあります。
キャストモールド製法は色素をレンズ素材に浸透させているので、サンドイッチ製法に比べて薄く自然なつけ心地を望む人には人気のカラコンです。
しかしコーティングされているとはいえ、色素が目に移らないかという不安も残ります。
正しい製品を購入し使い方をすれば勿論安全に使用できますが、より安全に使いたいという人には向きません。
その点サンドイッチ製法は色素部分が、2枚のレンズに包まれているため色が移る心配がほぼありません。
若干厚みが出てしまいますが、酸素透過性をチェックして選べばつけ心地はぐんと良くなります。
ちなみにこの酸素透過性も高価なカラコンほど数値が高いです。
一般的に薄いレンズのキャストモールド製法の方が酸素がしっかり通ると言われています。
しかし粗悪品の中にはサンドイッチ製法強いては普通のコンタクトレンズよりも酸素透過性の悪いカラコンがたくさんあります。
よって製法のみで判断するのでなく、数値を確認することが大事です。
以上のことから高いカラコンには安全に着用するための工夫がされていていることが理解していただけたと思います。
カラコン選びに是非参考にしてみてください。